2021/12/12
信じられないが、ホントにあった愉快なドキュメント！
ほんまかいなシリーズ 36
～ネズミ侵入事件の巻～
私は、締め切った部屋より、窓を開けた空気の流れている状態が好きなのだ。
その日は休日で天気も良かったので、1階の自室に新鮮な空気を入れようとしばらく換気する事に･･･
ついでに網戸も解放･･･ ”うん、とても爽やかだ” そのまま数時間。
その部屋というのは、私の様々な道具とステレオがあり、
さしずめ音楽鑑賞室と言ったところだ。
さて数日後の深夜、居間の照明を暗くして、テレビ映画を観ていたら、
どこからか「ちゅ～ちゅ～」という音に気付く･･･”ん？”
その翌日の深夜にも「ちゅ～ちゅ～」という声が･･･”ん？･･･ん？”
時折見せるテレビ画像の光が、フローリングの床を照らした瞬間、
まさにその時だった！ “え～っ” 小さな動物らしき陰影が通り過ぎた！
”これは､間違いなくネズミだ！” でも捕獲は無理、
そのままテレビ鑑賞してたら再び「ちゅ～ちゅ～」
そこで足で床を「ドン！･･･ドン！」と叩いてやり過ごしていたのだが、これではラチがあかない。
でも数日間はこの「ドンドン作戦」でしのぐ･･･しかしだ、このままでは、やはりいけない！
そこで『くれい家ネズミ捕獲大作戦』の開始だ！
さっそく購入してきた「ネズミ捕りカゴ」を仕掛ける。
･･･数日後に、小さなネズミが入っていました。
”あぁ、やれやれだ” これで一件落着。
ホッと胸をなで下ろす。
ところだこれで安心と思いきや･･･
その晩も「ちゅ～ちゅ～」･･･”あれっ？”
しかし、2日後には捕獲成功！
”めでたし！めでたし！もうこれで大丈夫！”
深い安堵もつかの間、さらにその晩も「ちゅ～ちゅ～」と、
夜中にテレビの周囲を徘徊しているではないか！
”え～っ！まだいるの～！なんちゅうこった！もう勘弁してよ～”
こうなったら私にも覚悟がある！
これでどうだ！･･･
「全てのネズミ捕りグッズの総動員」で家を武装した。
結局のところ、子ネズミの総捕獲数は、なんと６匹。
その内、二匹は食器棚の後ろの隙間で「ネズミ捕り団子」を食べて「干からびて」死んでいた。
それからしばらくして判った事なのだが･･･私の部屋の隅の畳を爪と口で引っ掻き･･･？
大胆にも「ネズミ用お布団」まで作っていたではないか！
もちろん畳は、ボロボロ状態になっていた。
[教訓･･･閉めよう網戸！ その効用 あなどるなかれ！]
『ほんまかいなシリーズ』は,全部で６０作。
あり得ない奇想天外、愉快な実話を集めたノンフィクションシリーズだ。
ＨＰブログにも月１～２話程度のペースで追加掲載中。
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